体験記
授業について コンセプト 体験記 合格者数 講師紹介 入塾の流れ お問い合わせ 書籍販売 所在地
一般受験者の体験記はこちら
| 1998年度 | 1999年度 | 2000年度 |
医学部再受験 1999.1
1浪→同志社大(経)→徳島大学医学部
 現役の頃から医学部を志望していたが、現役・1浪目とも医学部不合格。経済学部で数学でも勉強しておこうと、一時は医学部を諦める。しかし、同志社大学に進学してはみたが、満足できず、医学部再受験を決意。予備校にも通わず、独力で勉強し3浪目で徳島大学医学部に合格した。

現役時 センター自己採点 600点台後半/800 大分医科大学推薦 不合格
1浪時 センター自己採点 約700/800 香川医科大学医学部 不合格
同志社大学経済学部 合格
2浪時 センター自己採点 616/800 徳島大学医学部前期 不合格
徳島大学医学部後期 合格

大学選択の際の注意点
 1.帝大系の医学部はレベル的に難しいので選択肢から除外。
 2.公立大は県内の人にとって有利になっていると聞くので避ける。
 3.総合大学の方が、いろんな人種が集まっているので面白い。

以上の理由と、センター試験の結果から、徳島大学を選択。前期試験は不合格だったが、落ちるのを承知で後期試験を受験。合格した。
徳島大学医学部後期試験「小論文・面接」

 願書には履歴欄があり、そこに「同志社大学在籍」とはっきり明記。医学部に進学したいという意欲をウリにする。再受験生の中には、仮面浪人などといって再受験を消極的にとらえている人もいるが、「別の大学に行きながらもやはり医学部を受験する」、という意欲を全面に押し出すべきである。

再受験生入学状況データ
再受験生の人数 履歴欄の有無 面接の有無
徳島大学(前) /80人中
徳島大学(後)
三重大学(前) 6人/80人中
ただし、98年度は0人

98年度から面接を導入
三重大学(後)
岐阜大学 /80人中
福井医科大学 /80人中

 全国の医学部の中でも珍しく、以前に在籍していた大学での取得単位を転用できます。入学後6月あたりに、単位認定会議というものが開かれるそうです。要するに、徳島大学の場合、再受験生であることは全く不利にはならず、むしろ入学後も再受験生に対する細かな配慮があるので再受験生にとってはおすすめの大学です。「徳大を受けよう」との伝言ももらいました。
医学部再受験 1999.1
東京医科大学→三重大学医学部
 僕は、去年別の私立大学に通っていた再受験者です。去牢の受験で、問題になったセンター試験の旧数で失敗し、国立は諦めざるざる得ない状況となり結局失敗しました。実際、通っていた予備佼のクラスでも大半の人が、私立か学部変更か2浪という状態でした。ただ、それまでセンターの勉強も存分にしてきた自分としてはやはり納得がいきませんでした。しかしそちらの私立の方も金銭的な面以外は、決して条件的に悪いわけではなく、また運良く特待生で親の薦めもあり、これを無下に捨ててしまうのも惜しまれました。そこで、「とりあえず入学させてもらおう。万が一ここで卒業しても別に悪くない。しかし来年、あともう一度だけセンターを受験しよう。」という考えを持ちました。

 まず入学時期に、大まかに予定を立てました、単純にいえば、前期は息抜きをして後期から頑張ろうというものです。というのも、2年受験を続けるとさすがに息切れしてきます。この年は前述のような事情で、高佼の同級生の二浪生の中にも、例えぱ3月から既に猛勉強を始めていた人もいましたが、夏休み頃にはもう持たなくなります。また、最初から最後まで結局あまり勉強ができなかったという人もいました。極端な例ではありますが、要は冬休みあたりからの時期が問題ですので、その時期にピークを持ってこれるような計画作りが大切だと思います。だから前期は焦らず、ゆっくりと基礎作りでもして余力を温存させておくというのが僕の計画でした。実際、最初は新しい学校生活と初めての一人暮らしに慣れるのが精一杯で、必然的にあまり勉強はできませんでした。

 夏休みに入り部活の合宿が終わると、そろそろ気持ちの切り替えの時期でした。ただ、9月は大学のテスト期間で、10月になっても授業で実験などが結構入ってきて忙しい毎日でした。模試などは受けるようになったのですが、結局状況は前期の頃とあまり変わりません。別の私大で僕と同じように再受験を考えていた予備校時代の友達がいたのですが、夏前に大学を辞めてしまいました。彼が2浪組のメンバーと共に地元で勉強を始めている話を聞くと、焦りと共に自分の選択が正しかったのかと常に悩みました。

 最終的に時間的な余裕ができたのは冬休みに入ってからでした。とりあえずセンターの勉強をしました。センターの数学・英語・国語あたりの科目は、十分やり込んでいないと感覚が戻りません。付け焼き刃的ですが、とにかく演習を中心にやりました。そのほかの科目は、基礎的な知識の確実さが問われるので、昔のテキストで基本事項をチェックしていきました。今思えばかなり応急処置的な勉強だったと思いますが、実際の試験を思い浮かべて何の勉強が一番効果的かを考える事は常に必要だと僕は思います。結果、センターは際だって良くはないものの、従来通りの成績は得ることができました。

 ところが2月はまた大学のテスト期間で、一番重要な時期に全く関係のないことを勉強せざるを得ない毎日でした。従って2次試験対策といった勉強はほとんどできませんでした。前期試験で特に理科は、一度覚えたはずのものが忘れているという部分が多く、こればかりは、勉強不足を痛感しました。数学の問題を解く感覚も鈍っていました。結局まともにできたのは、大学でも授業があってある程度やっていた英語だけだったと思います。

 それを計算したわけではないのですが、後期は英語だけの三重大を受験しました。人生最後のチャンスですが、さすがにここまでくると親もほとんど諦めていたようです。しかし、そのような場面で気力を失っていては受ける意昧がありません。リサーチや過去の追跡調査などを穴があくほど調べ上げて選んだ受験校ですから、その自分自身の選択を信じて受験に臨みました。また僕の場合、たとえ失敗しても元の大学で2年に進級するだけというある意味で安心感もあり、変に緊張せずに受験できました。問題も比較的解きやすく、自分ではほぼ完壁だったと思います。合格発表の当日まで、前期日程で受けられなかった大学のテストの追試を東京でやっていて、その日の午後に帰省しレタックスで自分の合格を知ったのですが、さすがにそうした苦労の甲斐もあり感無量でした。

 このように年明けからは、本当に一人二役といった感じで東京と実家を往復していました。大学の授業と同時並行で再受験というのは、周りの人の忠告通りやはり無理があり大変でした。結局のところ退学や休学などの手もあったのですが、今回の受験で失敗した時
医学部再受験 1999.12
京大農学部→京都府立医科大学
再受験に至るまでの経緯
 高校時代はサッカーに明け暮れていて、テスト期間中以外勉強した記憶はない。それだから言うまでもなく成績は総じて悪かった。しかし、周囲の連中は京大や阪大を志望する人が多かったので、私も漠然と京大を志望した。
 部活引退後(夏)からはそれなりに勉強し、成績も急上昇(それだけ悪かった)したが、世の中そんなに甘くなく京大工学部を受けたが不合格だった。
 1年間S台予備校に通っているうちに、自分は生物や生命に興味があることに気づき、京大理学部を受けたがこれも不合格で、滑り止めの京大農学部後期に合格した。第一志望ではなかったことと、授業にでなくても単位が取れる京大の自由な学風のため、遊びとバイトに明け暮れていた。
 しかし、4回生になるとゼミがあり、農学の勉強をし始めると徐々に違和感を感じだした。8月に実施された大学院試には受かったものの、やはりこれは進むべき道ではないと思った。好きなこと、興味のあることをするのが一番良いと結論した結果、生命にダイレクトに関わってくる医学という道が見えた。自分の動機は、他の人がしばしば抱く崇高な動機とは縁遠いが、今では進路を変更して良かったと思っているし、自分の生涯を医師として捧げようと誓っている。

周囲の環境・生活
 両親ははじめ驚きを隠せないでいたが、自分の決意を述べると理解してくれたが、大学の教授の中には、決して良心的とは言えない人もいた。卒論を書くのをやめろとか、卒論発表の時も苦言を呈した人もいた。幸いにも自分のゼミの教授は比較的理解してくれたので無事、卒論を書くのと受験勉強とを平行してすることができた。

勉強法
 前述したように、自分の場合、受験勉強のスタートが遅かったので、とにかく勉強をしまくりました。好都合な事に大学図書館が利用できたので、朝9時の開館から夜9時の閉館まで勉強した。卒論をして飽きたら受験勉強を、受験勉強をして疲れたら卒論を、という具合にとにかく机に向かいました。ただ自分の場合、幸いなことに、高校生の家庭教師をやっていたので、数学や英語は問題はなかった。しかし、物理や化学、地理などは記憶を蘇らせるのに多大な時間と労力を使ったような気がする。予備校など利用する財も時間もなかったので、情報はインターネット(再受験生のためのホームページ)を見て集めていた。また、模試をパンクしない程度に多く受け、勉強の方向性と到達度のチェックをした。
| 1998年度 | 1999年度 | 2000年度 |
一般受験者の体験記はこちら
このぺージのトップへ
| SiteMap | Top |
Copyright 2004 (c ) Institute of Scientific Approach All Rights Reserved.